風景写真などで、空の部分を少なく撮影してしまい、もう少し空があったらなぁと思うことありませんか?
今回は、Photoshopの「コンテンツに応じた塗りつぶし」を使って、空の部分を追加します。
(※Adobe Photoshop 2022の画面を使って説明しています)
加工前の写真です。空が狭く、バランスが悪いです。

ちょうど下の方は地面だけで余裕があるので、全体的に下にずらし、上の部分に空を追加します。
「切り抜きツール」を選択します

画像をクリックします

※切り抜きツールを選択してから、画像をクリックすると、画像を動かせるようになります。
下にドラッグ ⇒ 「〇」で確定

画像を下にずらすと、上部にスペースができるので、そこに空を追加します。
「自動選択ツール」で、上部の白い部分(背景の色によって白以外の場合あり)を選択します

「編集」メニューから、「コンテンツに応じた塗りつぶし」を選択

サンプリング領域のオーバーレイの不透明度を調整する

※私の場合は、「サンプリング領域のオーバーレイ」の「不透明度」の値を0~5%くらいにしています。この値で、追加した部分のなじみ方が違うので、写真をみて調整します。
Control + D で選択を解除

レイヤーパネルのサブメニューを開きます

「下のレイヤーと結合」を選択します

結合部分が薄く線になっています

100%表示にして、線が出ていないか確認します

※100%表示で線が出ているようでしたら、スポット修復ブラシツールなどで修復します。修復が難しい場合は、ヒストリーパネルで戻って、コンテンツに応じた塗りつぶしをやり直します。
完成画像です

空の部分が増えて、だいぶ写真の印象が変わりました。下に、調整前と後の画像を比較してみました。


今回も、ストックフォトに提出するために調整したものです。空はだいじですよね。撮影時にもうちょっと考えられたら良かったのですが、調整でカバーしています。
※ちなみに、AdobeStockは、城とかはNGなので、これはPixtaと写真AC用です。
